書籍紹介 - 子育て NPO法人親学会 ウェブサイト

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親学会・推薦書籍

親学のすすめ

sinngaku01.gif−胎児・乳幼児期の心の教育
親学会 編 / 高橋史朗 監修 モラロジー研究所 版 四六判・上製・328頁 本体1,680円(税込)

目次
 第1章 「親学」とは何か
 第2章 親と子のきずな
 第3章 子供の心はどのように成長するのか
 第4章 遺伝学研究に見る脳の発達と子育て
 第5章 幼児教育における親の学びとは何か
 第6章 心の教育はなぜ必要か
 第7章 親の生育歴と子育て
 第8章 父性・母性が「親学」の原点
 第9章
「親学」の現代的意義


続・親学のすすめ

554235.jpg−児童・思春期の心の教育
親学会 編/高橋史朗 監修 四六判 328 頁 定価 1,785 円(税込)

【 内容 】
しっかり抱いて、下に降ろして、歩かせろ!
脳科学に基づく子供とのかかわりは、昔から伝えられてきたこの言葉にあった。
「親学」とは、子どもの脳・心・感性をどのように育てるのかを学ぶこと。
また、「親になるための学習」「親が親として育ち、力をつける学習」である。
本書は、児童・思春期における心の教育と親子の心の絆の深め方について、具体的に提言する。


赤ちゃんにやさしいお産選び

osanerabi.jpgお医者さんは教えてくれない大切なこと
二村元夫著  PHP研究所 1200円(税別)

胎児期からその出産のあり方や乳児期の最初の育児の仕方を、わかりやすく説明されている。この本をこれから赤ちゃんを産む母親に薦めたい。(日野原重明・聖路加国際病院名誉院長・理事長)


失われる子育ての時間

ushinawareru-jikan.gif少子化社会脱出への道
池本美香著・勁草書房 2,200円(本体+税)
「保育所を整備すれば、子供は増えるのか。子育ての時間と自由の保障が子供・親・社会全体に利益をもたらすことを明らかにする。」という本の主張に共感する。

待機児0作戦といった誤った施策が推進されると、非常に多くの012歳児が保育園に預けられ、母親は子育てする機会を失うことになる。(親学会)


子どもとことばの世界

kodomo-kotoba.gif実践からとらえた乳幼児のことばと自我の育ち
今井和子著 ミネルヴァ書房 1,800円(本体+税)
「子どもの心からあふれ出すようにことばが生まれる。ことばは、子どもの育ちとともにその姿を変え、豊かな内容をもって新しい世界を生み出していく。」

この本は、子どもの強烈な自我とつきあっていくための最良の方法を教えてくれる。保育士の先生方に特にお薦め。(親学会)


「幸せなお産」が日本を変える

shiawase-osan.gif自然なお産は喜びに満ち、輝く未来を作る
女が「女」に戻る瞬間がセックスであり、お産です。とくにお産は一生に何度かしか味わえない貴重な経験であり、生命を生み出すという行為の重大性において、女性の本質にふれる決定的な体験になる可能性があります。それくらい、お産は女性にとって大切なことです。
医者がよけいな手出しをして、ザクザクと女性の大事なところを切ったり、赤ん坊を器具で引っ張りだしたり、分娩台の上に縛りつけて、まるで手術でもするように子供を産ませられると、女性は本当の「母親」、本当の「女」になる機会を逸してしまいます。
お産は女が「母親」になり、本当の「女」になるいちばん大事な過程です。それをぶち壊しているのが、今の病院でのお産だと思います。」

本当に感動的な本です。是非、ご一読を(親学会)

家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊

gakkyuhoukai.gif松居和著 エイデル研究所 定価1,500円(本体+税)
親たちは「子育て」を幸福の基盤に、人間らしさを身につけてきました。その機会を組織的に奪うと、社会からモラルや秩序、忍耐力が消えていきます。親の役割を、教育機関や福祉制度がしようとする時、家庭崩壊が始まります。

親学会の役員はこの本を1000冊売りました。「皆さんに読んで欲しいと、本当に思った」とのことです。現在、松居和氏は埼玉県の教育委員として保育施策に真正面から取り組んでいます。教育委員なのにです。(親学会)


聖地巡礼

seichijunrei.gif益田晴代著 佼成出版社 定価1,500円(本体+税)
神が降臨して、わが身に宿った。そのことから、妊娠十ヶ月の日々、マーヤー婦人とお腹の赤ちゃんとのあいだに密なる関わりが持たれたことが推察される。お腹の赤ちゃんをいつも思い、語りかけ、愛の絆を結ぶこと。そうした親子のコミュニケーションが、脳の前頭葉の発育を刺激し、情感の発達を引き出すのだという。

胎教の大切さを常に訴えている著者の言葉に耳を傾けてほしい。親学会の研究会や講座には胎教を実践したお母さんと赤ちゃんが、よく参加するが、私はお母さんに抱かれた赤ちゃんが2時間もの長い間、ムヅガリもせず、安心してお母さんと一緒に講義を聞いている姿を見るにつけ、胎教を受けて育てられた子供は、安心感が違うんだと感心している。自分の娘にも胎教を薦めている。(親学会)


家庭保育がわかる本

kateihoiku.gif名木純子著 つげ書房新社 定価1,800円+税



待機時が激増しているからといって、規制緩和によって保育所の定員を25%もオーバーさせるようなことはしてはいけません。最低基準さえも守れない状況で子供が育てられたら、どうなるでしょう。「子供は歪んで育てられれば、必ずいじめや非行、犯罪などによって社会に報復してきます。」
そうならないためにも、過密な集団ではない、温かい「家庭保育」を考えてみましょう。働く母親にとっては大切な情報がたくさん入っています。(親学会)


なぜわたしたちは0歳児を授かるのか 親心の幸福論 

oyagokoro.jpg松居 和 著 国書刊行会 定価1,600円+税
松居和先生が、1999年7月に「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」を出版してから早10年が立ちました。その本には、家庭が壊れ、学校が壊れ、地域が壊れた先進国の惨めな姿が描かれていました。
「こんな姿に日本がなってはいけない!」と、松居先生の警鐘を真摯に受け止め、私は、この「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」を多くの方々に読んでいただきたく、自分で買い込み、そしてそれを売り歩きました。1000冊ほどにはなったと思います。
そして、私たちの保育園では、親と共に協力して子育て(保育)をする方法を考え、実践を積み上げてきました。
今回、松居先生は「なぜわたしたちは0歳児を授かるのか」(親心の幸福論)を書き上げました。この本には、保育園がなすべき、これからの道が示されています。
「競争させれば保育の質は高まる」などとうそぶく、保育のことを何も知らない経済学者が保育施策を決定していくところにこの国の悲しさがあります。松居先生は勇気をもってこうした問題に切り込んでいっています。
私たち保育者が、何をなすべきか。この本を読んで、じっくり考えていただきたいのです。
共励保育園 理事長 長田安司(親学会)